2014年JAL見学会に参加しました(その3)

さて、SKY MUSEUMの見学が終了すると、バスでJALテクニカルセンターへ移動して新シート見学と新国際線ビジネスクラス機内食を行います。テクニカルセンターに降りると、早速CAさんがお出迎えくださいました。

ここで、和食、Meat、Fish、3種類の機内食から好みのものをチョイスし、該当のシートのボーディングパスをいただきます。僕は、和食を選択、席は8Eでした。ビジネスクラスのボーディングパスは手抜きなしの羽田-ニューヨーク便の本物仕様、これも記念になります。全員が搭乗券を受け取ったら、客室のモックアップのあるフロアへ上がります。

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早速、2014年5月から「JAL SKY NEXT」としてスタートする国内線新サービスの目玉である”本革シート“の実物を見せていただきます。これは、クラスJ仕様のものですが、高級感タップリの大きな革を使った仕上がりです。革の使用は高級感の演出だけではなく、清潔さ、耐久性の面でもメリットがあるそうです。また、シートのスリム化によってピッチも広がります。

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「JAL SKY NEXT」は、今年5月から2年間をかけて順次シート交換等の作業を行う、非常に大きなプロジェクトです。(導入当初は数が少ないこともあり)対象となる便が分かるようにしたいとのことでしたので、JAL便を利用される際にはぜひチェックして、多少時間をずらして対象便に乗れるならぜひ体験していただきたいです。同サービスでは、シート一新の他に7月から機内Wi-Fi導入も行われます。

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続いて、国際線ファーストクラス体験。もはやフルフラットは当たり前です。横になってもだいぶ余裕があるので180cm以上の方でも足を伸ばして眠れるでしょう。飛行機に搭載されるものなのでスペースを無駄なく活用することはもちろん、安全性、耐久性、居住性など矛盾するような課題をクリアする必要があり、製品化までには何度も試作、テストを繰り返すそうです。

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続いてCAの河口さんからモックアップのご案内をしていただきます。
これは、「客室乗務員はドアモードをマニュアルからオートマティックにしてください」というアナウンスの場面ですね。

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ギャレーの様子

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実際に機内で提供されているお酒類。バーができるほど豊富な種類です。

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国際線ビジネスクラスのシートです。

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そして、いよいよ機内食の試食会がスタート。チーフパーサー三井さんのアナウンスでボーディングパスを見せて搭乗します。臨場感タップリ。

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ギャレーで食事を用意してくださる様子も前面のモニターで見ることができます。

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離陸するとさっそくウェルカムドリンクがやってきます。サービスの際は、担当のCAさんが乗客一人ひとりの名前を呼んでくれます。

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僕は図々しくシャンパーニュ(Delamotte ドゥラモット)とSKY TIMEシークワーサーの両方をお願いしました。シャンパーニュ美味しかった~

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ウェルカムドリンクが一通り終わるとさっそくお食事です。いつも申し訳なく思うのですが、食事をいただくのはイベント参加のブロガーだけでJALスタッフの方は脇から食事の様子を見守っています。

以前、国際フォーラムで行われた新商品発表会の際に紹介されたSky Aubergeのメニューです。実は、この発表会の時から和食の”九つの小鉢膳”に惹かれていました。

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ドリンクを勧められたので、今度は白ワインにしてみます。アルゼンチン産Bodega Nortonのシャルドネです。

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続いてのアミューズは和洋共通「フォアグラの植木鉢」。ネーミングセンスが光ります。かわいい!

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そうこうしているうちにご飯が炊きあがりました。今は、機内で炊きたてのご飯が食べられるのです。スゴイことですね。参加者も我先にとギャレーへ撮影に走り、こちらもスゴイことになっていました。

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やってきました「九つの小鉢膳」。彩り豊かで本当にきれいです。きっと外国人は大喜びでしょう。

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こちらは洋食のオードブル「鴨のコンフィとサラダ」。パンはメゾンカイザーです。これも美味しそう~

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メインは、洋食(肉)が先にサーブされました。「和牛サーロインのソースペリグー パイヤッソン添え」です。サーロイン以下は意味がよく分かりません…

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続いて、魚のメインは「甘鯛とかぶのスフレ仕立て 柚子の香り」。写真では柚子が隠れてしまいました。スイマセン。

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最後に和食の”台の物”がやってきました。さっき炊きあがったばかりのご飯と味噌汁に「鯛蕪と桃豚白菜巻の柚子胡椒風味」です。桃豚は秋田県のブランド牛だそう。小鉢膳でだいぶお腹が膨れていたのですが、あっさり入ってしまいました。

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大満足。下界のレストランでも食べたことがないレベルの食事を堪能しました。ビジネスクラスって、全く妥協がないですね。デザートはカフェのエスプーマとジャン・ポール・エヴァンのマカロン。マカロンを崩してエスプーマと混ぜていただきました。

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デザートをいただきながら、前面のモニターでCAさんのお仕事の流れを説明いただきます。このスライドも既存資料ではなく、本日の担当クルーが出演(?)しているこのイベントのために作られたものでした。

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楽しかったイベントもそろそろ終了です。JAL Web販売部の清水マネージャーからご挨拶と今回のお土産についてご説明いただきました。手に持っているのは、空飛ぶライオンの「じゃりおん(JALION)」です。

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今回もいろいろお土産をいただいたので、番外編としてご紹介したいと思います。イベントが終了し、1F出口でお土産の入った袋をいただいて空港行のバスに乗って帰ります。外では、本日ご担当くださったCAさん、スタッフの皆さんが笑顔で手を振って見送ってくださいました。

驚いたことにバスが出発して次の角を曲がったところに、どうやって先回りしたのか先ほど見送ってくれた皆さんが並んでいました。そして、バスが前を通ると、深々とお辞儀をして私たちを再度お見送りしてくださいました。ホスピタリティについての本を読むと、”期待や想像を超えるサービスを受けたとき、顧客は満足ではなく感動する”といったフレーズを見ることがありますが、この瞬間は本当に感動しました。JALの皆さんは、お客様を喜ばせる、うれしい気分にさせるにはどうしたらよいかをいつも真剣に考えているのだと思います。

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この見学会は、JALとリンクシェアの共同イベントです。このブログに掲載されている写真は、日本航空株式会社の許可を得ています。(写真等の無断掲載はご遠慮ください)



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